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フランスで気持ち良く過ごす小さいけど大切な11のコツ

投稿日 2017.01.27

フランスで気持ちよく過ごすために気を付けたいマナーや習慣。
日本では普通の行為や、良かれと思って取った行動でも、フランスではNGとなってしまうこともあります。

正解は一つではないですし、すべてのフランス人が同じように感じるというわけではありませんが、一般的な傾向として、ここではフランスで気を付けたい行動を挙げてみたいと思います。

1.ショッピングで

日本でお店に入ると、店員さんの方から「いらっしゃいませ」と声をかけてくれ、お客さんは特に何も返事をしないことが多いですね。せめて笑顔を見せるか、頭を下げるくらいでしょうか。

フランスでは、お店に入るお客さんの方から挨拶をした方が、感じ良く思われます。時間帯によって、 ‘‘Bonjour(こんにちは)’’ あるいは ‘‘Bonsoir(こんばんは)’’と店員さんに声をかけましょう。自分がお店に入ることを知らせる意味合いもあります。お店=家 と捉えるとわかりやすいでしょう。人の家に無言で入る感じになってしまうので、フランス人の店員さんからすると、何も言わずにお店に入ってくると、気味が悪いと思われてしまうことがあるようです。
店員がすぐには見当たらないような大型店やスーパーでは不要ですが、ブティックのような小さなお店では出来る限り近くの店員の目を見て挨拶するとそれだけでスムーズな買い物のスタートとなりえます。

そして、お店を去る時には、何も買わなかったとしても、 ‘‘Merci, au revoir (ありがとう、さようなら)’’と店員さんに言います。さらに時間帯や曜日によって ‘‘Bonne journée (良い一日を)’’ 、 ‘‘Bonne après-midi(良い午後を)’’ 、 ‘‘Bonne soirée(良い晩を)’’ 、 ‘‘Bon week-end(良い週末を)’’などと付け加えれば完璧です。

2.カフェやレストランで

フランスでは、ウェイターServeurごとに担当するテーブルが決まっています。近くを通ったウェイターに声をかけても、テーブル担当ではない場合には、対応してもらえません。代わりに担当のウェイターを呼んでくれたりすることはあります。

ウェイター達は自分たちの仕事に誇り持っていて、自分たちのペースでサービスをしてくれます。日本人的感覚からすると、「大丈夫かな・・・。忘れられちゃったかな・・・。」と心配になってしまうこともありますが、そこは焦らずゆっくり待ちましょう。日本でよくするように、大きな声で「すみません!」とウェイターを呼ぶと、「自分たちは犬じゃない」と反感を持たれてしまうこともあるようです。

多くの場合、飲食店での会計はレジではなく、席で行われます。テーブル担当のウェイターに ‘’L’addition, s’il vous plaît ?’’と言うと、金額の書かれた伝票を持ってきてくれますので、その場で支払いをします。手のひらに文字を書くジェスチャーでも会計をして欲しいということが通じます。
伝票は席に持ってくるけど、会計はカウンターということもあるのでお店の様子を見たり、また直接ウェイターに聞いてみるのが一番です。

フランスでは、日本よりもカード払いが浸透しています。数人で食事をして、割り勘にするとき、自分だけカード払い希望という場合でも、支払う金額を口頭で伝えれば、個別に対応してもらえます。また、現金払いをして、おつりが1ユーロを切るような少額の場合には、言わないとお釣りは返ってこないことがあります。言えば返してもらえますが、チップ替わりにする人が多いです。

チップは必ず必要なものではありませんが、気持ち良いサービスが受けられ、感謝の気持ちを表したいときには、いくらか置いて行くとよいでしょう。
お釣りがある程度あるときは、お釣りをそのままチップとして渡すのもスムーズですし、お釣りがない場合やカード払いの時は金額の1割ぐらい(総額にもよります)を目安にするといいでしょう。

3.自宅での食事に招待された時

フランスで友人ができると、家での夕飯に招待されることもあるかもしれません。

そんな時には、15分ほど遅れて行く方が良いとされています。時間ぴったりや、時間より前についてしまうと、ホストの準備が整っていないことがあるためです。

自分が自宅に友人を招いた場合でも、時間ぴったりに来る人はいないつもりで準備しましょう。時間ぴったりに食事を始めるつもりで、温めて待っていると、冷めてしまい、再度温め直すことになります。

皆が集合するまで、アペリティフの食前酒とおつまみでおしゃべりをして過ごし、その後、お食事となることが多いです。食事する前の時間、食事の時間、食後のデザートの時間、さらにその後の時間をそれぞれゆっくり楽しむという心づもりでいると良いでしょう。

アペリティフのみに呼ばれることもあります。
食事はないので、お酒(やジュース)とおつまみを食べながら「おしゃべり」を楽しみましょうという意図です。この場合は程よい時にお暇することになります。

一方、医療機関や銀行、公的機関とのいわゆる予約は、時間にきっちりと厳しいので遅れないように出かけましょう。

4.電車やバスでの携帯電話使用時

フランスでは、電車やバスで携帯電話を使用することは、よほど大きな声で話していな限りマナー違反とは考えられていません。

日本人観光客が周囲に気を使って、電話口を手で抑えて話している様子がフランス人からすると特異に映ることがあるようです。普通に話す方が自然でしょう。
逆に、日本では電車内で飲食する方も見受けられますが、フランスではTGV等長距離列車を除くと、ほとんど見ない光景です。お化粧は匂いもありますので、もってのほかでしょう。

5.食事の時

日本では、もてなされた食事は残さず食べることで感謝の気持ちや、美味しかったという気持ちを表します。
フランスでは、一人前の量が日本よりも多いこともあり、食事の最後の方は「残してはいけない」という気持ちで無理矢理食べきることもあるかもしれません。

もちろん全てを美味しく食べられれば一番ですが、量が多すぎる場合には、無理に食べるよりも、自分に合う量を美味しく食べることのほうが喜ばれます。残してしまっても、「とても美味しかったけれど、量が多くて食べきれなかった」ということを伝えれば、理解してもらえます。
逆に自分がもてなした際に、料理を残されてしまっても、「口に合わなかったかな・・・」などと気にすることはありません。

フランスでは、「出された料理を食べきること」が日本ほど重要視されていません。

6.ドアの開閉時

フランスでは、まだまだ日本ほど自動ドアが普及していません。地下鉄の改札口にも手押しドアがあり、また駅を出る際も、手押し扉があることが多いです。スーパーの出入り口も手押しドアの場合があります。アパルトマン等の共通入り口もそうですね。

自分の前にドアを通った人が、ドアを開けて待ってくれていれば、 目を見て‘’Merci (ありがとう)’’と言いましょう。
そして自分が通った後は、必ず後ろを確認し、すぐに通る次の人や、荷物を持って通りにくそうな人がいないかを見て、それらの人の為にドアを手で抑えておくことが大切です。

7.Bonne Action

いわゆる「良い行い」です。フランス人は、困った人がいて、その人を「自分が出来る範囲で」手伝う、もしくは手助けの気持ちを伝えるということが身についています。
重い荷物を持って駅の階段を上がっていたら、「手を貸しましょうか?」と声をかけられることは良くあります。声をかけられたら有難く手を貸してもらって、Merci !としっかりお礼を言えば十分、また手が不要であれば、Merci, ça va(ありがとう、でも大丈夫です)と言えばそれで済みます。
日本では他人に声を掛けることを躊躇う事が多いですが、声を掛けるのは一種のマナーで、その提案を受けるも断るも自由ですし、声をかけたほうも断られても別に気にしません。
聞くだけ聞いて、相手の意志を尊重するというスタンスですので、声をかけられたら気軽に受け、自分からも気軽に声をかけられるようになるとフランス生活も板に付いてきたと言えるでしょう。

8.ビズと握手

photo credit: Benocrash Je t'aime - Moi non plus via photopin (license)

フランス人はとにかくコミュニケーションを重視します。
その最初の一歩がビズ、もしくは握手と考えると良いでしょう。
ビズは初対面でいきなりすることはあまりありませんが、相手もしくは自分が女性の場合、その可能性もあると考えて、相手がビズをしようと顔を近づけてきたら頬をだしましょう。
ビズをあまりしたくなければ、握手でも良いです。
男性同士は握手する機会が多いでしょう。この握手も、重要な挨拶の1つです。
フニャフニャと握るのではなく、しっかりと気持ちを込めて(もちろん、相手が痛がらない程度に)握るのがマナーと考えておきましょう。

次は、逆に日本人が戸惑うフランス人の行為をいくつか紹介します。

9.自分の好み、意見をはっきり伝えてくる

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日本人は、プレゼントされたものや、出された食事が自分の好みでなくても、「これは好みじゃない」とは言わない人が多いですね。フランス人は率直に口にします。
どのような場面でも、空気を読んで気まずい感じを避けるということはせず、率直に意見を言うほうがよりお互いを分かり合える→無駄な衝突を避けられるという意識が強いようです。
ネガティブな意見を率直に伝えられて驚くことがあるかもしれませんが、悪気はないので、あまり気にしないことです。
日本の特に男性は、「言い訳しない」ことを美徳とする文化からか、誤解を与えるような言動があってもそれを説明しないことがありますが、フランス語に「言い訳がましい」は存在しないと思いましょう(笑)。どんなことでもしっかりと理由を説明して、理解し合おうという態度が好感を持たれます。

10.バスや電車に乗る時に列は存在しない

日本では、バス停や駅では自然と列ができます。フランス、特にパリでは、列は存在しません。バス停で自分が一番に着いて待っていても、後から来た人が平然と先に乗っていきます。電車も同様です。それを快く思わず、きちんと列を作ろうとする人もいますが、並ばない人の方が多数派です。

電車に乗り込む際、降りる人が降りきるのを待っていると、後ろからどんどん人が乗っていきます。初めのうちは、自分が降りる時にも乗ってくる人に圧倒されて降りられないということがあるかもしれません。

11.人が待っていても気にしない

バス停や駅では列にあまり並ばないフランス人ですが、スーパーのレジや郵便局の窓口などの場所では、とても辛抱強く待ちます。意外と日本人は待つことに慣れていませんが、イライラせずに待ちましょう。

スーパーのレジでお金を払って袋詰めをしている人は、後ろに沢山の人が並んでいても焦ることはありません。ゆっくりマイペースです。窓口でも、自分の後に沢山の人が待っていようがお構いなし。レジ係の人もマイペースですし、窓口の係りの人もマイペースです。
日本人的感覚では、沢山の人が待っていると、ついつい焦ってしまいますが、焦る必要はないのです。自分の番で焦ったりしませんので、他の人がゆっくりでも寛容なのです。

日本とフランスでは、習慣も違えば人々の感覚も違います。戸惑うことも多いですが、そんな違いを楽しめるといいですね。


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