今回は、photo = 写真 を使った表現。
Il n’y a pas photo
ん?写真がない?
いえいえ。
どちらかというと、写真は必要ない、という感じ。
これは語源を知っていると、ああ~~となるのですが。
意味としては、結果が間違いないこと、疑いようがないこと、確実に見分けられる差があること 等を示します。
語源は、馬のレースなどで、ゴールがほぼ同時だった場合など、写真で判定しますよね?
しかし、明らかにどうみても差があれば、写真で判定する必要すらありません。
そこから来ていて、間違いない!って時に使うフレーズです。
ちなみに、こういう否定の表現の場合、口語ですと結構な割合で、Y a pas photo とか pas photo とか略されます。
新聞記事なんかにもよく登場する表現です。たとえば、選挙なんかの時に、大差での当選だったりとか。差は火を見るより明らかって感じでしょうか。
« Il n’y a pas eu photo : le lauréat l’a emporté dès le premier tour »(リベラシオン紙より)
語源から想像しやすい、覚えやすい表現です。