シュマンアッシュのサポートについて
ソルボンヌはネットで手続きができるので、英語やフランス語がある程度できる方は自力でされる方が多いかもしれません。
そんな時に、こちらのサイトを拝見し、「留学準備より、現地での方が大変」という文を拝見し、確かに!と、思い即、お願いしました。
本来なら順調に手続きは進むはずなのですが、1週間以内に郵送される書類が届かなかったのです。そんな時に、即、学校に連絡を取っていただき、手続きが無事完了し手元に届きました。
理由は担当者が変わった。とのこと。
シュマン・アッシュは現地に事務所があるので、時差を気にせずに連絡を取れるところが良いところだと思います。
もし、自分ひとりで手続きをしていたらと思うとゾッとしました。
簡単そうで奥深いオンライン手続きです。
その他にも提出する、動機書の翻訳や面接の予約をお願いしました。
学校に通い1か月が経過しますが、どう頑張っても動機書を翻訳していただいたような文章を書くことはできません。
一つの作業が終わると確認のメールが届くので、自分でも把握でき、面接の日まで心の準備をすることができました。
ちょっと県外に遊びに行くぐらいの予算で留学の手続きをしていただき、感謝でいっぱいです。
働きながら準備をするのは大変でした。
私はお願いしてよかった!と思っています。
自信をもってお勧めできます!
学校について
事務登録手続き
現地での手続きでは、2度、足を運ぶようになります。
1回目はクラス分けテストの日付を予約。
初心者でも、必ずテストを受けなくてはならないようです。
2回目はテストの日に行きます。
テストの前に、事務所に行き、学費を支払い、パスポートや仮登録書等を見せ手続き。そこで、学生証の写真を撮り、即学生証が発行されます。
渡される紙にはテストの日付、手続きの時間が書いてあるのですが、手続き時間より、早めに行っておいた方が良いと思います。
指定された、時間に行くと前後の人が既に待っているので時間がかかります。
テストの時間になっても、手続きに時間がかかり、遅れてくる人もいました。
クラス分けテストについて
教室に椅子だけが置いてあり、テストはバインダーが用意されているので、それを利用して回答します。週の時間数によっては、希望する授業開始時間を記入するようになっていました。
当たり前の事ですが、すべてフランス語。先生の言われる注意事項等が理解できませんでした。もちろん、テストの質問がどう書いてあるのかも理解できず、フランスに来たのだなあ。と実感しました。
テストは筆記と聞き取りがありました。
その後、テストができた人から順に、隣の部屋で個別に先生と会話のテストをします。先生との会話は、5分くらいです。何故フランスに来たの?フランス語の勉強はどうやって?日本での仕事は何?等です。
日によって違うのでしょうが、当日は4人の先生がおられました。
授業の仕組み等について
クラス分けの発表は前日のお昼くらいにメールが来ます。先生の名前、教室番号、レベル等が書かれています。
授業当日は、一番早い時間のクラス以外は、早めに教室に行っても授業をしているので教室に入る事はできません。
教室の外で待つようになるので10分くらい前が理想かもしれません。
休むところは7階か外、エレベーターもなかなかきません。7階にある休憩室以外は座るとこはありません。
クラスメイトとなる人がどんどん集まるので、会話をしたいのですが、フランス語初心者は会話が成り立ちません。皆、英語で会話をしていました。英語が得意なら問題ないと思います。休憩室や学校等の会話を聞いていても、やっぱり聞こえてくるのは英語。英語は必要。と、フランスに来て改めて思いました。
クラスレベルと時間割について
担任の先生が午前、午後と教えてくださいます。音声の授業だけ先生が変わります。
私はA1の25時間コースを取っています。A1といってもB1を取得している人もいます。テストの振り分けで、答えられず、A1になったそうです。また、ある人は来年大学に進学が決定しているのにA1。
午前の文法の授業は10時30分から12時30分。12時30分から13時30分までがお昼休み。発音の授業が13時30分から14時30分。午後の文法の授業14時30分から16時30分。発音の授業後はすぐに教室に移動です。
午前の授業は12時20分くらいには終了。午後の授業も16時20分くらいには終了します。
授業の進め方と雰囲気
学校は電子黒板を使用しています。インタラクティブ・ホワイトボードというのでしょうか。インターネットが接続してあり大変便利です。この電子白板がない時代とある時代では授業の仕方も違ったことでしょう。
私のA1クラスは19歳から37歳。18名の12か国の生徒が集まっています。
毎日、必ず、誰かが遅刻してきます。毎週金曜日はテストです。35分程度で解答します。なので、毎週木曜日の授業はスピードが速いです。
教室の中はでは、先生が毎度、英語禁止!というくらい皆、流暢に英語で会話をします。私と、もう一人の生徒以外は皆、英語が達者です。
授業内容
週に1回はデクテをし、それを元に動詞の活用を勉強しています。
1週目、第1グループの動詞の活用終了。2週目、第2グループの動詞の活用終了。3週目からが3グループの動詞の活用。と進んでいきました。
とにかく、ペースが速いです。私はフランス語検定5級を取得してきました。ほとんど初心者です。
日本での勉強はもちろん日本語で書いてあり、質問の内容も解答例も日本語で理解していました。しかし、現地での授業では全部がフランス語。まったく何を言っているのか、書いてあることが理解できない。また、先生は筆記体。慣れない筆記体に先生のオリジナルの字に毎日苦戦しています。ノートに全部写す暇もなく、どんどん進みます。待って!といえば待っていただけるのですが、それでも早い。母音や子音、複数に単数。単語の意味を調べて、やっと、ああなるほど!と解決している日々です。
授業で先生が書いた板書や、先生が発音して録音されたものを、サイトにアクセスし、PDFで見ることができます。毎度、授業が終わった後に、復習するのですが、やっぱり字に特徴があり読めない。わかる人にはわかりやすいのだと思うのですが、私はまだ、そこまでたどりつけないでいます。
フランス語でも説明してもわかりにくいもの、地図、人物などは先生がネットで検索し、映し出してくれます。先生は黒板使いの操作がうまくないとやっていけないだろうな。と思いました。
授業中、電子辞書を利用するのは日本人くらいではないでしょうか。大体の人はiPhone等を利用しています。ただやっぱり、授業中ほとんどの生徒が辞書以外の事で利用しています。
授業は毎度、席を移動し、ペアで問題を解いたりしながら進んでいきます。
話す機会ですが、それぞれが口々に言い、それを先生が板書したり、先生が当てて発言をしたりしています。私にはちょうどいいです。リーディングは最初から早く読む事を求められます。リズム!早く!スムーズに!と毎度言われます。
なので、間違えても気にしません。先生が直してくれ、読み返す。を繰り返しています。
発音矯正の授業
部屋の移動があります。25時間コースは毎日1時間。
1時間のうち30分は先生の発音を聞いて、皆で一緒に発音し、デクテ、口の開き方等を学びます。30分後に、部屋を移動しヘットフォンをして、先ほど練習した文章を改めて発音します。自分の声が録音されるので、それを聞いて復習。
順に先生が各自とパンツーマンで発音の確認。しかし、この発音矯正授業の1時間はあっという間。1時間では足りません。毎日1時間半くらいはほしいくらいです。
アルファベットの綴り字の読み方等、読み方、知らなかった事がたくさんあり、発音の奥深さを知りました。ただ、ペースが速い。
部屋も狭く、とてもアットホームな感じで進んでいきます。先生がアジア圏の人のRの発音は難しい。だから大丈夫!と、言ってくださり安心して発音の練習ができています。こちらの授業も発音やデクテ等のテストがあります。
ソルボンヌを受講した感想まとめ
ソルボンヌの授業は担任制で、生徒がずっと同じなのが良いところだと思います。入れ替わりがないので落ち着いて勉強できます。徐々にみんなとも慣れ、楽しい時間を過ごしています。私はまだまだ勉強不足ですが、文法、読み書きが学べる良い環境だと思います。
最初はクラスが合わず、移動してくる人もいましたが、1週間経過する頃には落ち着きました。他校に行っていた生徒も、ソルボンヌは良い学校。と言っています。ただ、学費が高いのが難点でしょうか。
あとは、7階にある休憩室は狭いような気がします。お昼は人でいっぱいです。
地階と7階には自販機はありますが、菓子、ジュース、サンドイッチ。と簡単な物です。駅などで同じ商品がありますが、学校は少し安いです。カップのコーヒー類の自販機は種類が多い方だと思います。一番安いコーヒーが0.35€で飲めます。あとは自習室が2部屋とパソコンが使用できる部屋(19台)があります。
パソコンが使用できる部屋の備え付けの椅子は少々座りにくいです。
パリでの生活について
現在私は、パリ郊外でフランス人と生活しています。
生活スタイル、食事等、日本では当たりまえの事が随分と違い、毎日驚いています。食事の量が多く、太ってしまいました。日本の少しとこちらの少しの量は、ニュアンスがだいぶ違うようです。
一緒に生活すると、フランス人の生活を知ることができ、良いと思います。一人暮らしでは経験できなかった事、今まで知らなかった事が色々とわかりました。一人暮らしの場合だと、確かに会話はできません。
しかし、フランス人と一緒に生活すると喋る機会はありますが、フランス語が殆どわからない場合、なかなか単語が口から出てこず、文章にもならない。結局、何が言いたいのか相手には伝わらない。毎度、訂正してくれるのですが、文法がしっかり頭に入っていないと、訂正された事もちゃんと理解できない、頭に入らない、真似して話す事もできない。
それを理解してくれる人であれば問題はないとは思いますが、なかなか異国の人と生活するのは大変。というのが今の思いです。
パリと地方では住居問題の違いがあり中々、思うような暮らし方をするのが大変かもしれませんが、限られた留学期間、寮にしろ、studioにしろ、ゆっくりと落ち着いた環境を確保するのは大切だと思います。