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ホームステイのポイント

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人によっては、学校ではあまりフランス語の勉強にはならなかったが、すべてホームステイのおかげで上達した!という人も居るほどメリットも多いホームステイ。 しかしながら、”フランスで、フランス人(他人)と暮らす”という状況で、さまざまなトラブルが発生する可能性もあります。(※滞在方法について参照
基本的に、留学生とホストファミリー(famille d’accueil)との間の相性の問題であることも多いのですが、それ以外で、フランスでのホームステイが出来る限り潤滑にいくよう、ポイントをまとめました。
ホームステイを希望される方、決定されている方、また現在ステイ中の方の参考になれば幸いです。

コミュニケーションについて

挨拶

フランスではとても大切で、基本的なものです。小さな子供でも上手に挨拶できるように徹底的に教育されます。
日本人は、挨拶下手が多いといわれます。性格的に引っ込み思案な方の割合も、フランスよりは多い傾向があるのでしょう。
Bonjour(こんにちは) Bonsoir(こんばんは) Bonne nuit(おやすみなさい) Merci(ありがとう) Bon appetit(よいお食事を) などの基本的な挨拶は必ずしっかり行いましょう。
家族に対してはもちろん、家族の友人や、訪問者などすべての人に対してです。
またそれらを言う時はきちんと相手の目を見て、できれば笑顔で言うのも同じくらい大切です。
目をそらして、仏頂面でボンジュールと言われても良い気持ちはしないものです。
それ以外にも、Ca va? Comment allez-vous?(お元気ですか?)などは、ほとんど挨拶代わりです。
Ca va bien, merci. Et toi (vous)? などは、定型句と思って、どんどん使いましょう。

握手・ビズ

地方や家庭にもよりますが、家庭内でもビズをすることが多いでしょう。
朝起きて最初に顔をあわせたときと、帰宅した時、夜就寝前にするのが一般的です。
それ以外に、何かをしてもらったら御礼の意味でもビズをします。
日本にはない習慣に戸惑うかもしれませんが、フランス人と親しくしたければ、ぜひ、ビズを積極的に受け、自分も行うようにしましょう。
フランス人にとって、ビズは相手との距離をひとつ縮める、大切なコミュニケーションの方法なので、それを拒むのは相手を拒むのに等しくなってしまうのです。
やり方は簡単。実際に相手の頬にキスをする必要はありません。
相手と頬と頬をつけあって、「チュッ」と口で言えば(音を出せば)OKです。
男性同士の場合や、あまり親しくない相手との場合は、握手のこともあります。
ビズか握手かが微妙な場合は、相手の対応を待てばいいでしょう。
握手をする時も、相手の目を見て、笑顔で、そしてフニャフニャとした握手ではなく、ぎゅっとしっかり握る握手が欧米ではとても重視されます。
特にビジネスマンはこの握手での挨拶が板についているのが基本なので、特に男性はしっかりと握手することを心がけましょう。

会話をする

一般的におしゃべり好きなフランス人。
たとえ片言でも、自分からどんどん話しかけてみましょう。
あなたがフランス人ではなく、フランス語を上手く話せないのはひと目でわかるので、そこを恥じる必要は全くありません。
話をしない=拒否する態度、とみなされかねず、そのほうが厄介です。
フランス語に自信がないから話をしないのだ、とは思ってもらえません。
自室にこもって勉強する必要もありますが、なるべく家族団らんに参加して一緒にTVを見て笑うだけでも、コミュニケーションとなるものです。

日常生活について

光熱費

フランスは水道代が高く、しかもお湯は夜中に沸かして溜めておく(つまりお湯の量は毎日決まっていて、限りがある)という家庭も多く見かけます。
日本人は特にお風呂(シャワー)が長く、お湯をたくさん使うので、そのあたりのクレームが家族からきたという話はよく聞きます。
基本的にホームステイ先ではシャワーのみ。湯船に浸かることは難しいと思っておいたほうが良いでしょう。 シャワーもフランス人は每日浴びない人も多い(特に冬場)ということも覚えておきましょう。 また、電気に関しても、あまり日中からつけすぎず、消し忘れなどにも気をつけましょう。

自室・掃除

与えられた自室は通常、自由に使用できるはずです。
ですが、その家庭での決まりがある場合は、それにきちんと従いましょう。(禁煙など)
掃除は、家族がしてくれる場合もありますが、基本的には自分で汚したところは自分で掃除するものと考えてください。掃除機なども言えば貸してくれる家庭がほとんどでしょう。
あくまでも借りている部屋という意識を持っておくこと。実家の自室ではないという点が重要です。 ホストとの共有スペースも同様です。トイレ、バスルームなど、自分が使った後に誰がつかっても気持ちよく使える程度に片すよう心がけましょう。 また、お部屋のものを壊してしまったり、汚してしまった時は、速やかにそのことをホストに伝え、謝りましょう。 ホストも、そのような過失が起こることはある程度想定済みです。 ただ、隠していたり、言わないで放置しておくと、大した事のないものが問題になることもありえます。

食事

嫌いな物が出された場合などは、遠慮なく、苦手なことを伝えればいいでしょう。 ただ、あまりにも好き嫌いが多い場合は、家族としても作る料理に困ってしまうかもしれません。 異文化の家庭料理を食べて、好き嫌いを減らすぐらいの意気込みだと頼もしいですね。実際、フランス家庭料理のおかげで好き嫌いが減ったというケースもあります。
食事中にお酒をすすめられた場合は、もちろん飲んでもかまいません。 ただ家族にもよりますが、たとえお酒好きでも、強く勧められたとしても、量はほどほどにしておきましょう。 具合が悪くなって心配をかけても困りますし、留学生が遠慮なくお酒を飲むことを、家族全員が快く思っているかどうかは、わからないからです。
フランス料理だからと、マナーを気にしすぎることはあまり必要ないでしょう。 日本人は概して、マナーにおいて問題はないようで、日本での食べ方が問題なければフランスでも問題ないものです。 気をつけるのは、取り分けて食べるサラダなどの場合、食べられる分だけ自皿に取ること。 自分で取ったのに残すというのは、かなり失礼にあたります。また、マナーで迷った場合は、悩まずに直接家族に聞いてみるのが一番です。そこから会話も広がる可能性があります。
自分で取らずに、取り分けられてしまい、その量が食べきれない、ということもありえます。基本的には多少無理してでも、食べてほしいところです。 そのかわり、その後のチーズやデザートを控えるようにするとよいでしょう。どうしても無理ならば、その旨を伝えて謝れば大丈夫です。頻繁におこらないように、「Je ne prends pas beaucoup, J’ai un petit estomac (あまり食べません。胃が小さいのです) 」などとあらかじめ伝えておくとよいでしょう。

インターネット

今は殆どの家庭にルーターがあり、問題なくWiFi利用できることがほとんどです。 到着後、落ち着いたらWiFiのコードを聞けば、多くのホストはなれているのですぐに教えてくれるでしょう。 ただし、インターネット接続に問題が生じた場合も、勝手にルーターを触るなど対応しようとすることは遠慮しましょう。 家庭にパソコンがある場合も、プライベートな物ですので、使用してほしくないという家族も多いでしょう。
プリンターを使わせてもらいたい場合もあるかもしれませんが、予め断って、許可をいただいたとしても2,3ページ程度にしておくべきです。カラーインクは高額であるためです。 どうしてもの場合は、ネットカフェや学校、図書館のパソコンやプリンターを利用しましょう。

外出、帰宅時間

帰宅時間が遅くなる場合や、旅行にでる場合などはきちんと前もって伝えておいたほうがいいでしょう。
あまりにも帰宅時間が遅くなって家族を起こすようなことは、頻繁にはしないように心がけましょう。
特に、食事付きのステイをしている場合は、マダムは数日前からメニューを考えて人数分の買い物をしていたりする可能性があるので、食事を食べない場合や、旅行に出る場合は出来る限り早めにそのことを明確に伝えておくべきです。 また、基本的に食事付きとしてプラン料金を支払っている場合、数食ご自身の事情で食べなかったとしても、その分の払い戻しなどは要求できないものです。 もし、数週間から1ヶ月など、長期で旅行にでるが、お部屋はそのまま借りているという場合は、お部屋代だけ支払って、食事代を減額してもらえないか交渉してみることが出来る場合もあります。

ホームステイ先を変えたくなったら

多くを求めすぎない

個人差の大きい部分ですが、フランスの家庭に多くの期待をしすぎないことです。
ホストファミリーにもよりますが、完全にビジネスとして(お金のために)留学生を受け入れている家庭も多いようです。
裕福な家庭ばかりではありませんし、複数の留学生が暮らしている場合も多々あります。
”クラシック音楽をBGMに、毎晩しっかりとしたフランス家庭料理を満喫できると思っていた。肉ばかりで野菜が少ないし。家のデコレーションのセンスも、フランスなのにいまいちだし。”という理由でホストファミリーを変更した方がいました。本人の好み、個人差もある部分ですが、この理由では、ほとんどのホストファミリーと上手くいかないでしょう。
”家族のキャラクター、料理、部屋、生活のリズムなど、それなりに大丈夫ならば、そのホームステイは当たりだった!”と考える方が、建設的だと思います。 そう考えることで気持ちが前向きになり、ホストとのコミュニケーションもより良くなるというケースもあります。 もちろん、それ以上のファミリーも存在するはずですが、短い留学期間中に、めぐり合えることを期待するのは難しいでしょう。 100点満点のホームステイは期待しすぎないことも、充実したホームステイを送る上で重要なポイントになります。
ホストにとっても、100%完璧な生徒ではないのでしょうから。

ここでは一般論を述べました。
ですが、10家族10色。 
わからないこと、不安なことは、家族に直接聞いて話し合うのが一番です。ここに書いてある事とは全く反対だった!ということも十分有り得ます。

シュマン・アッシュのホームステイ手配仲介・渡仏後の生活援助サポート

ホームステイ手配は多くの場合、私立の語学学校が行っていますが、シュマン・アッシュではその手配の仲介をしています。
アレルギーや、ペット・子供の可否・禁煙希望などはしっかりと予め学校に伝えて手配を依頼します。
また渡仏後も、思っていたのとかなり違う場合は交渉してホストの変更や滞在方法を変えてもらうよう仲介しています。
もちろん、慣れない他人との生活で、特に理由はないけれど落ち込んでしまう、ということもあるでしょう。 そんな時は心理カウンセラーも常駐している、シュマン・アッシュにぜひご連絡ください。